ドラネコが遂に終了してしまうのが実に残念です。でも、今回は過去にビームで連載していた作品も収録されてて、いつもとはまた違った楽しみもあります。その特別編の作品にあった言葉ではありませんが、作者のあんこ嬢にとってのドラネコは、「抱きしめたくなるような想い出」となった一冊に違いないだろう。
ファミ通で9年間に渡って連載してきた作者本人の集大成と言うべき今作。思えば、デビューは中学生の時で、今ではすっかり大学も卒業してしばらく経ってる訳ですが…。いやいや、実は初めの頃、あんこ嬢の絵を「あんな物、誰でも描ける物」と馬鹿にしていた自分だが、そう決めつけていた自分が阿呆だった。「このキャラ達が読者に与えてくれる微笑ましい生態」は読んでる内に、我々に癒しを与えてくれるではないか。そして、あんこ嬢の楽しげな日常・素顔はゲーム雑誌・ファミ通という意外な場所で楽しませてくれるせいか、他誌で読む物より一味違う様な気もしてくる。あんこ嬢は「中高生・大学生の青春期を上手に周囲を盛り上げてきたのだろうか?」と思わせる程だ。(それ故にファミ通で重宝されちゃうんだけど)今回は「ドラネコ」の他にも「杏緑草紙」「たんぽぽ庵」も収録。これからも、抱きしめたくなるような思い出(作品)をぜひ残してもらいたい。